原木しいたけ栽培 雑菌からの栽培判断

こんにちは。
原木しいたけきんじろうの山本です。
原木しいたけとは
1~2年かけてじっくり育てる
とよくかかれていますが、
何を根拠に言っているのか、また育てるとはどのような意味なのか?
をお伝えしていきます。

しいたけの木を育てるとは

しいたけの木を育てるとは、しいたけの木を
【しいたけ菌で蔓延】させることです。
しいたけが収穫できるき木=しいたけの木が育ったというわけではないということです。
例えば一本の木からしいたけが1kg採れるとます、しかし1年間でしいたけが100g(6~7個)
しか採れなかった場合、これはしいたけの木が育っているとは言い難いです。

僕が考えるのは
「しいたけが採れたらラッキー」
という管理ではなく、
しいたけが採れるように管理
をするのが
【育てる】ということではないか?ということです。

僕自身、原木しいたけ栽培を始めて2年目に
管理を失敗して
7000本の約半数、3500本程駄目にしてしまい
廃棄した経験があります。
が、ここで大事なのは『どうしようとして、どのようにかんりして、結果どうなったのか』
だと思っています。
僕はこの時『秋までにしいたけの木を完璧な状態にしようとして、とにかく乾かし菌を蔓延させ、結果大失敗』
という経験をしました。
「1~2年かけてじっくり育てる」と言う曖昧なものではなく、目的をもって行動したことにより、
一歩自信に繋がっています。当初はその現状に吐き気がして辛かったですが…笑

しいたけの木についた雑菌からしいたけの木の育ち具合を木を切って断面を判断しています。
(ここからは写真と合わせて)

左/クロコブダケ付き(緑色部分)・右/雑菌なし

しいたけの木を育てるためには木の水分を抜きながらしいたけ菌を内側へ伸ばしていくのですが、
この「クロコブダケ」は乾燥していますのサインだと言われています。
「雑菌・乾燥」と聞くとクロコブダケ付きのほうが良くないと思われると思いますが、
実際に内側を確認してみましょう。

このようにノコギリで切り内部を確認。

クロコブダケ付きの方が黒い線が入りながらも木の中心付近まで白くしいたけ菌が伸びています。

注意したいのはただ乾燥させて乾かせばいいというわけではなく、乾湿を繰り返しながら水分を抜いていくということです。
全く逆のことを言っていると思うかもしれませんが、
・急激な乾燥は木の表面だけを乾かしてしまいその表面部分の面積が縮まり内側の水分が抜けにくくなる。
・乾燥だけさせると、水分が少なくしいたけ菌の動きも鈍くなっていく。
と僕はかんがえています。
写真のクロコブダケが付いている木は切り口だけにあって、表面にはついていません。
なのでこれは目安として、木の内側の水分がクロコブダケが付いている付近まで抜けてきていると判断しています。

今回はクロコブダケ付きの木をメインにお伝えしましたが、
中が見えない為、雑菌なども木を育てていく目安として利用しています。

最後にテープで巻いておけばしいたけ菌が接着剤代わりになってそのうちくっつきます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!