仮伏せ・活着

仮伏せとは植菌後のほだ木低温や乾燥から保護し「しいたけ菌糸」の活着を促進する管理のことを言います。
駒菌を使うかたは枝葉をかけておくだけで特別な管理は必要ないが、
形成菌やオガ菌などを使って年内発生させる為には仮伏せの時の「保湿・保温」が必須です。

温度帯は18℃位が活着効率が良いと言われています。

仮伏せ方法

白くなっているのがしいたけ菌です

植菌した原木はその日のうちに薪積み(横積み)や縦伏せしビニールや遮光ネット、枝葉などで保湿する。

僕は効率を優先してスペースを確保し菌打ちをした木を決まった場所へ移動させビニールで包みます。

写真のように立てた木を密着させて管理していますが、これは温度を確保し、毛細管現象を利用してしいたけの菌を早く伸びるように考えています。(毛細管現象の考えについてはまた改めさせて頂きます)

場合によって遮光ネットを使いますが、温度が18~20℃以下で保湿をさせたい場合に使うことがありますが、遮光ネットだけで保温・保湿することはありません。
理由としては安心してしまい管理がおろそかになるからです。
遮光率にもよりますがやはり風通しがよくなくなる為あまりやらない方法です。

失敗例
ビニールで包んでいる場合、外気温が20℃を超えてくるようであれば内部の温度も高くなってしまうので温度計等を使い最高温度に注意する。
ビニール内の温度を25~6℃まで上げた経験がありますが、自己腐朽と言って菌を入れた穴の中で力を使いはたしてしまい木に伸びることができなくなってしまいました。
その後の発生も良くないので、20℃を目安にしておくのが無難。

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