冬の需要期にいかに「しいたけ」をつくるか?(温度管理編)

しいたけの成長に必要となる「温度」について。
冬の最高気温が10℃を下回ってくると最長が遅くなり、5~6℃になるとほとんど成長しなくなります。
加えてマイナスになり一度凍ってしまうとさらに成長もおそくなります。

温度をとる為、僕のとった対策を失敗談含めご紹介します。

1…ビニールハウスにとりこむ
外よりは温度がとれるが収穫までに1~2か月かかりました。
最高温度が低くなるにつれしいたけは全く成長しません。
大きなハウスがあればとりあえず原木を並べられるだけ並べ成長したものから収穫していくのもいいかもしれません。
ただ収穫までの期間が長い為、要望に合わせて商品をお届けするのが困難。

2…薪ストーブを使用する。
灯油などの燃料代がかからない為、採用しました。
約8m×40mのビニールハウスで最終的に二台使っています。
初年度は薪の保管場所が整っていなかった為、雨にあたったり雪にかぶったりでしっけてしまい火が全く付かずに薪ストーブも威力を発揮できませんでした。何日も薪ストーブの前で火の様子を見続けるという無駄な日々を過ごしていました…

3…簡易ですが内張りを準備
これだけで保温保湿がなかなか違います。
夜間外気温…0℃
ハウス内温度…+2~3℃
内張り内温度…ハウス内温度+2℃
くらいといった感じです。
これだけ?と思うかもしれませんが、日中の最高気温が10℃を下回っても25℃~30℃を目指せるようになりました。

●対策と決断
結果的に1~3を全部やることで冬の間も収穫できるようになりました。
・「1」のハウスにとりこむだけという方法は計画がたてずらいが、とりあえずなんとか成長させたい場合はこの手段しかない。

・燃料用の薪の保管場所を作る事に決定。
アーチパイプにシートを被せて雨よけだけできるようにし、シートは買い直しをしなくていいよう頑丈なものを用意しました。
(防火シートを使用、ブルーシートの場合3年前後で劣化する為数年後に割高になる)


・燃料用の薪の保管場所を作る事に決定。
アーチパイプにシートを被せて雨よけだけできるようにし、シートは買い直しをしなくていいよう頑丈なものを用意しました。
(防火シートを使用、ブルーシートの場合3年前後で劣化する為数年後に割高になる)
・火の付きが悪い時の為に割り木も多少準備。

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